米シェアオフィス「WeWork(ウィーワーク)」サービスの特徴

仕事

ソフトバンクが出資している企業「WeWork(ウィーワーク)」の経営不振が影響し、多額の評価損失を計上したというニュースを最近よく目にします。

しかし、WeWorkという会社がどんな事業を行っているのか知っているという方は少ないのではないでしょうか。

「WeWork(ウィーワーク)」とは、米ウィーカンパニーが運営するシェアオフィス・コワーキングスペースを提供している企業です。

※シェアオフィスとコワーキングスペースは同じ意味です。

そんなWeWorkに、どんなサービスを提供していて、利用しているのはどんな人・会社なのか、なぜ赤字になってしまったのかを実際に行って聞いてきました。

私が見学に行ったのは、WeWork神保町です。

現役シェアオフィス社員である私の視点から、今回の見学で分かった「WeWork(ウィーワーク)」のサービスの特徴を、上記のことを踏まえて紹介させていただきます。

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毎週初めに無料で朝食が出るWeWork

WeWorkはなんと言っても印象的なのはオシャレな内装ですね。

都内だとオフィスによっては、フロアコストを意識するあまり、窮屈で居心地の悪いオフィスなんかもありますが、WeWorkのワークスペースは開放的で天井も高く、さすがの一言です。

中でも一番驚いたのが、週初めはなんと朝食が無料で用意されるというサービスです!!

見学ツアーは写真NGと記載があったので写真は撮れませんでしたが、その日出されていたのはタコスでした。

毎週違う朝食が用意され、それも各拠点によって違うそうです。

ちなみに私は食べれませんでしたorz

グローバルで活躍するビジネスマン向けのシェアオフィス

一般的な共有オフィス・フリーアドレスのワークスペースを提供しているシェアオフィスの月額料金相場は1~3万円台と様々で、中には1万円を切るオフィスもあります。

WeWorkにも、共有エリアのワークスペースを使用できる「ホットデスク」というプラン(があるのですが、こちらの月額料金がなんと(神保町は)¥67,000!

相場の倍以上のランニングコストが発生します。

高額な月額料金になってしまうのには、理由が3つあります。

会員になると世界中にあるWeWorkのコワーキングスペースが利用可能になる

普段利用している場所とは別の拠点にあるコワーキングスペースで作業をしたい・打ち合わせをしたいとなったとき、各国各都市に拠点があるWeWorkなら、サイトから受付するだけですぐに利用できます。

驚くことに、受付さえすれば会員もゲストも時間制限なしでコワーキングスペースを利用できます。

WeWorkは日本だけでも6都市21拠点(2019年11月時点)を有しており、今後は都心エリアを中心にさらに拠点も増えるため、日本各都市を飛び回るビジネスマンにとっては魅力の高いポイントとなっています。

WeWork各拠点で行われるセミナーやワークショップなどのイベントも参加自由です。

会議室を予約・利用するためのクレジットが料金に含まれている

WeWorkが貸し出している会議室は、毎月付与されるクレジットを利用して予約するというシステムとなっております。

ピーク時間の11-16時だと2クレジット/1時間、それ以外の時間だと1クレジット/1時間です。

毎月付与されるポイントはプランによって異なっており、ホットデスクが2クレジット、専用デスクが5クレジット、プライベートオフィス(ラージオフィス)が契約デスク数×2+10クレジットとなります。

拠点が全て一等地の駅近にある

WeWorkの拠点は全てビジネスの中枢となる都市の一等地の駅近にあるため、この利便性が非常に高いです。

以上の3点の要素が、月額料金が高い理由です。

どちらかというと日本や世界各地に支店・支社を持ちたいという法人向け

見学して感じたのは、WeWorkは個人やフリーランサーよりも法人向けのサービスだということです。

見学で説明してくれたWeWorkの方は、フリーランサーも企業もオールラウンドに対応したサービスを提供していると謡ってはいましたが、シェアオフィス社員の私の視点からすると、その解答には疑問符が付きました。

法人向けだと感じた要素は、料金と利用者です。

WeWork神保町は、コワーキングスペースのみ利用できる「ホットデスク」プランが月\67,000、専用席ができ法人登記も可能となる「専用デスク」プランが月\108,000です。

WeWork神保町の料金は、これでもほかの都内の拠点に比べたら安い方らしく、渋谷のWeWorkアイスバーグは「専用デスク」プランになると月\160,000の大台に乗るそうです。

いくらなんでも高すぎです。

これからビジネスを始めようという方が、毎月いきなり10万円以上のランニングコストなんて払えるはずがありません。

世界を飛び回るやり手のエリートフリーランサー以外は、WeWorkを利用しようとは正直思わないでしょう。

また話を聞くと、WeWorkを契約している法人の4割は大企業であり、個人よりもある程度規模のある法人がレンタルオフィス・サテライトオフィスとして利用しているとのことでした。

ある拠点では、WeWorkのフロアをその階ごとまるまるレンタルオフィスとして利用しているところもあるそうです。

個人・ベンチャー企業から見ればWeWorkの料金は激高ですが、それなりの規模の企業からすれば、一等地にイニシャルコストや時間をかけずに展開できるWeWorkのサービスは魅力的なのかもしれません。

WeWork Japanの現在の満室率は97%を誇っており、日本地域は黒字で営業できているそうです。

問題なのは、本国アメリカのWeWorkが赤字でヤバイとのことでした。

多様な働き方を実現できる

プライベートデスク・コミュニティエリア等、目的や状況に応じて働く場所を世界中どこでも変えられるというのがWeWork最大のメリットだと思います。

WeWorkは経営不振で赤字だというネガティブ報道ばかりですが、実際のサービス内容やWeWork Japanの経営状況を聞くと、ソフトバンクの孫正義社長が出資した判断もそこまで間違っていたとは言えないかもしれませんね。

現代の働き方のニーズに合った時間と場所を提供してくれるオフィス、それがWeWorkのソリューションだと言えるでしょう。

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