あのWW1ドキュメンタリー大作がプライムビデオで観れるようになったので観てきた

They shall not grow old映画

こんにちは。

第一次世界大戦の記録映像と退役軍人の声を組み合わせ、戦場の最前線の状況をありのまま現代に伝えるドキュメンタリー映画『ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(字幕版)』が9月4日からアマゾン・プライムビデオで観れるようになりました。

They Shall Not Grow Old – New Trailer – Now Playing In Theaters

最新の映像技術でカラー化されているだけでなく、音やフレームレートも新たに調整されているため、戦場のリアルをより感じることのできるものに仕上がっています。

残念ながら、プライムビデオで観れる『ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(字幕版)』は見放題ではなくレンタルか購入しかありません。

購入は2,500円ですが、レンタルなら399円で一度視聴を開始してから48 時間視聴することができます。

今回は、『ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(字幕版)』を観たレビューをしていきたいと思います。

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はじめに

冒頭で説明した通り、『ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(字幕版)』は第一次世界大戦の記録映像と退役軍人の声を組み合わせたドキュメンタリー映画です。

第一次世界大戦に興味がなく、知識が全くない方にとっては、正直退屈で開始1分も経つ頃には飽きてしまうような内容です。

誤解のないように言っておきますが、私個人的には非常に興味深く、リアル映像の戦場に引き込まれる素晴らしい内容でした。

しかし客観的に見たとき、この映画はBGMが一切なく、25分35秒まで白黒の映像が続くため、一般の方が観たら退屈してしまうことでしょう。

そのため、「皆さんもぜひ観てください!」とお勧めできる映画ではないのです。

この映画は、第一次世界大戦にある程度の興味・見識のある方のみ視聴されることを推奨します。

最新の制作技術で変換された映像で100年前の大戦を追体験

映画のタイトルにもなっている『They Shall Not Grow Old』の意味は、「彼らは決して古びない」といったニュアンスだそうです。

戦争から100年経っても、彼らが風化することはないというメッセージ性が感じられますね。イギリスBBCの第一次世界大戦の映像をもとに制作されているため、映画は当時志願したイギリス兵の出兵から終戦までの視点となっています。

この映画、最新の制作技術で変換・色付けされた映像という宣伝文句なのですが、上で説明した通り25分35秒までは白黒の映像が続きます。

最初は「あれ、これ観ようとしてたのと別のドキュメンタリー映画かな」と少々不安になるかもしれませんが、イギリス兵が戦地に到着したあたりからちゃんとカラー映像になるのでご安心ください。

映画の流れは簡単に説明すると以下のようになっております。

イギリス兵の招集 ⇒ 訓練 ⇒ フランスに派遣 ⇒ 塹壕での生活 ⇒ 突撃 ⇒ 終戦

塹壕での生活から突撃までが本映画最大の見所であり、第一次世界大戦の最も過酷で恐ろしい惨状を目の当たりにします。

ですが尺が足りないためか、1度の突撃が終わると映画はそのまま終戦まで端折られます。

そもそも4年に及ぶ戦争をわずか1時間40分程度の映像で語りつくせるわけがないので、これは仕方がありません。

イギリス視点の第一次世界大戦をテンポよく追体験できると考えれば、非常によくまとめられたドキュメンタリーだと思います。

個人的な見所

当時の若者たちの心理

当時、イギリスの若者たちは戦争の恐怖など全く感じておらず、むしろ厳しく退屈な訓練を終えて早く戦地へ行きたいとさえ思っていました。

イギリスは徴兵制ではなかったため、志願兵を募るために様々な募集広告が掲載され、それらが若者たちの愛国心を掻き立てたのでしょう。

当時志願した方々は以下のようなことを思ったそうです。

『祖国は誇りだ。イギリスのために戦うのは当然だと思った』

第一次世界大戦に臨む心構えはできていた』

『大英帝国は無敵だと思ってた』

イギリス陸軍は列強諸国の中で力が最も劣っていましたが、世界最強最大の海軍と膨大な植民地を保有していたため、若者たちはイギリスは世界最強だという自信と自尊心に満ちている様子でした。

また、周りの友人や同僚がみんな志願したことで、集団心理的に志願した雰囲気も伝わってきます。

個人的に、映画内で特に印象に残った広告が、子供が父親に対しDaddy, what did YOU do in the Great War ? 訳:パパは戦争でどんな活躍をしたの?」と尋ねている様子を描いた広告です。

なんか父親だったらグサッと来てしまう広告ですよね。

祖国のために戦いたい、ドイツをやっつけたいと奮起する若者たちの心理が生々しく映像で伝えられているのが、これまでのWW1ドキュメンタリーにない部分であり、本映画の見所の一つと言えます。

塹壕での生活

塹壕での生活は不衛生かつ不快極まりなく、本映画でも塹壕での彼らの生活を覗き見ることができました。

前線では清潔な水が常に不足しており、1滴も無駄にはできません。

そのため、雨が降ると缶を置いて水をためたというシーンがあります。

死体が沈んでいる砲弾孔の水を使い、紅茶を作って飲んだらみんな赤痢になったというシーンには、イギリス人らしいなと少し笑ってしまいました( ´艸`)

沸騰すれば大丈夫だと思っていたようです。

他にもプライベートなどない丸見えのトイレ、常に空腹の兵士、空中で炸裂して破片をばらまく榴散弾の恐怖など、戦地の惨状や恐怖がリアルな映像で伝えられ、非常に心を打たれます。

地雷の爆発や野砲の発射シーン

WW1名物(?)地下道を掘り進めて仕掛けた地雷が爆発するシーン。

コントラストやフレームレートがこれまで見た映像の中で最も繊細に仕上げられており、あまりにも生々しい映像に息をのみ、感動さえしてしまいました。

よりなめらかな映像に見せるため、10~18fpsの当時の映像に、コンピューターで中間フレームを生成して挟み込む処理まで実施したとのことです。

それだけでなく、野砲の砲撃シーンも現代のカメラで撮ったかのようにリアルでした。

砲撃の振動、硝煙、装填など、野砲のシーンは圧巻です。

戦場の女神と呼ばれた野砲が鮮明に映され、その言葉通り女神に見えました(ミリオタ並感)

上記のシーンだけで、この映画を観た甲斐があったと私は思います。

百聞は一見に如かず、とにかく私が何を言っているのか分かる方は今すぐこの映画を観てください!!

総評

この映画は、ただの記録映像の再編集でも、当時従軍した方のインタビューを集めただけのドキュメンタリーでもありません。

決して忘れてはならず、決して美化してはいけない戦争を生々しく映し出した映画です。

当時、この映像を命がけで撮影し、後世に伝えたカメラマンに私は心から敬意を表します。

また、この映画を制作したピーター・ジャクソン監督と関係スタッフには感謝の気持ちでいっぱいです。

素晴らしい映像をありがとうございます!!

万人にはお勧めできませんが、100年前に勃発した人類史上初の世界大戦に少しでも関心がある方にはぜひ見ていただきたい作品です。

Amazon.co.jp: ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(字幕版)を観る | Prime Video
第一次世界大戦から100年。ピーター・ジャクソン監督が、記録映像と退役軍人の声を組み合わせ、戦場の最前線の状況をありのまま現代に伝える。最新の制作技術で変換・色付けされた映像は、当時の様子を細部まで表現している。 Rating NR (C) 2018 Warner Bros. Entertainment Inc.

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